仕事の悩みや不安の相談相手(上司・同僚・友人)


原則4 社内外を問わず相談相手をつくる

入社して日の浅いうちは、仕事や人間関係でいろいろな問題にぶち当たり、思い悩むことがよくあると思います。そんなとき、自分ひとりで考えこんでいては、いい解決策も思い浮かばす、よけい気分が沈んでしまうことにもなりかねません。こうした場合には、誰かいい相談相手を見つけて悩みを打ち明け、知恵を借りるなり、解決の方法をいっしょに模索することが大切です。

悩みや不安は、自分ひとりで考え込んだりせず同僚に相談してみる

同期に入社した仲聞であれば、自分と似たような悩みを抱えていることがよくあります。相手がすでに同様の悩みを解決してしまっているなら、その方法を教えてもらえるし、いまもまだ悩んでいるようなら、二人でいっしょに考え、意見を出し合うことも可能でしょう。

費重な相談相手として、同期生との付き合いを大事にする

上司や先輩には言えない悩みなども、同期生同士なら遠慮なく話せ、ストレスの解消や情報交換におおいに役立つでしょう。また将来、長年いっしょに苦労してきたこの同期人脈が、強い武器として役立つものです。その意味においても、同期生との付き合いは大切にしたいものです。

社外にも相談相手をつくることで、社内の人間関係も安定する

同じ会社に勤めている者同士では、やはりどうしても話しにくい人間関係の悩みといったものもあります。こんな場合は、社外の友人、たとえば学生時代の同窓生などに相談を持ちかけるのもひとつの方法です。これなら気がねなく、心のうちを打ち明けられるでしょう。

自分の本音を吐き出さない限り、相手も親身になってくれない

悩みごとなどを相談しようと思った場合、隠し事や嘘があったり、見栄を張っていたのでは本音の部分が相手に伝わりません。相談するときは、ありのままの自分の姿を出すことが大切です。

上司・先輩への相談は、オフタイムを選ぶ

プライベートな悩みなどを上司や先輩に相談して、アドバイスをほしいときは、オフタイムに時間を割いてもらうことです。勤務時間中に相談したのでは、仕事に差しさわることがあるだけでなく、相手も話しにくいものです。

自分に関する噂を耳にしても、表立って動くのは誤解のもと

自分の噂は気になるものですが、顔色を変えて噂の出所を詮索したりしては誤解を招き、噂が噂を呼びかねません。むしろ平静にしていれば、噂は自然に消えるものです。

職場の人のかげ口や悪口は人間関係上マイナス

どんな場合でも、かげ口や悪口をいうといい結果にはつながりません。本人の耳に入れば人間関係にヒビがはいるでしょう。第一、かげ口をいう人に対しては周囲もけっしていい印象を持つことはないはずです。

社内で他人の恋愛の噂話をするのはタブー

恋愛の噂を耳にしても、本当のところは事実誤認であったり、話しに尾ひれがついていたりすることがけっこう多いものです。そんな噂を流されては当人は嫌でしょうし、下手をすれば仕事上の信用にキズが付きかねません。

個人攻撃になるような相談は、社内を避けて社外の人を選ぶ

職場の誰かが原因で悩み事が生じたとき、この話を社内の人にしたのでは個人攻撃のように受け取られることもあります。人間関係がよけいこじれるかもしれません。こうした場合は、社内事情を知らない社外の人に相談するのが良い方法です。

人付き合いでつまづいたら、できるだけ年配の人に相談してみるのも方法

年配の人なら、それだけ人生経験が豊富であり、たくさんの問題を見ています。いい解決策を見出し、アドバイスしてくれるはずです。

相談ごと、頼みごとは、必ず直属の上司を最優先する

部長のほうがこの話はよくわかるだろうと考えて、課長を飛ばして頭越しに部長に相談したり、頼んだりするのは常識に反します。話は原則的に直属の上司にすることです。